100004: 「物理」を楽しむ本
井田屋 文夫 著
サブタイトルに「力学の基礎から電磁気学・量子力学まで」とあるように、力学から始まり熱力学、波動、電磁気学、量子力学、そして相対性理論と物理学といわれる分野を横断的に解説した本。
式もかかれてはいるが、完全に定性的に、身近な言葉を用いて説明してくれている。
いくつかの定理が成立するまでのエピソードも適宜挟まれており、読み物としても面白い。
相対性理論以外は昔に一通りやったけれど、いまいち腑に落ちていなかった部分がこの本のおかげで氷塊した。
授業で習った式と、現実世界の橋渡しをしてくれるイメージ。
物理に興味がある方がおられれば、これを入門にしつつ、式にも手を出すといいと思う。
物理はやっぱり具体性がある分やってて面白いっ。