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データ分析が上手くいかない原因 その③

データ分析が上手く行かない場合、要因として4つの切り口があります。

というシリーズ、今回は3回目。

前回の2.が山でした。

1.何のためにやるかが曖昧

2.データが不十分で分析のしようがない

3.データは充分にあるが分析自体が上手くない

4.分析はちゃんとできているものの、そのレポート(資料作成and/or口頭での報告)が上手くない

今回は3.の説明をします。

いわゆる「データ分析が上手くいかない」という時は、ここで引っかかっていることをイメージされているかと思います。

実際は、1,2,4の場合が多いので要注意です。まずは、それらを解決した上で、3の課題に取り組むことをオススメします。

さて、3の課題がなぜ発生するかというと、「目の付け所」が甘いことが理由です。

「目の付け所」が何かというと、「何と何を比較するか」が曖昧。

具体的には、まず、2つのものを比較すること。できる限り2次元に落とす。どうしてもの場合でも、3次元まで。ソフトバンクさんの決算報告書がイメージですね。あれはさすがに極端ですが。人間がぱっと分かるのは2次元。頑張って3次元。一気にいっぱい比較しようとして、つっかえている場合が多いです。

次に、2つのものを比較しても、なかなか1.で定義したいい結果が出ない場合。その場合の着眼点は「何と何を比較するべきか」ということを深堀りすること。似ているものを比較しても、大抵は、意味がないので、「意味のある差」をどうやってあぶり出すか。

じゃあどうやって何と何を比較するか、ということを明確にするか。間違いなく、下記ステップがオススメです。

1. 白い紙を筆記用具を用意する

2.「+」を10個記載する

3.横軸、縦軸の組み合わせを10個考える

多くの場合、3つか4つくらいで思いつかなくなる。ただ、充分にデータがあれば、10個くらいの比較候補は思いつくはず。思いつくまで頭を捻ってみる。

ということでまとめると、「データは充分にあるが分析自体が上手くない」場合は、上記を参考に、「目の付け所」をブラッシュアップしてみて下さい!