焦点

でっかいことに焦点を

100002: 脳と心の洗い方

苫米地英人 著

なんやかんやと話題の苫米地さん。

この著者は、オウムの信者の脱洗脳に関わったり、カーネギーメロン大の博士号を持っていたりすることを始め、尋常じゃない肩書きをいくつも持っている。


この本は、いわゆる「洗脳」を軸に「『なりたい自分』を現実化する」ことがテーマになっている。

結論から言うと、なりたい自分になるというテーマに関して同著者の本(山ほど出ている)から選ぶのであれば、「まずは親を超えなさい!」をお勧めします。


この本の内容で個人的に興味を持ったのは、この本全体を通して読んでいるうちにこれまでの概念が揺さぶられるところ。

Rのゆらぎがおきるような仕組みが本全体にある感じを受けた。

油断すると新たな現実がこの著者のもので書き換えられるので、どの現実を入れるかということについて意識しながら読む必要があると思う。

そういう点では、怪しさを全く表に出していない新聞なども、この本を読む気持ちで読めばさらに裏がわかるのかなぁ。


洗脳の奥の深さが、余計にわからなくなる一冊でした。