【モータ設計】EV、HEVモータの開発動向(ワンポイント)
えぇ、開発動向全体を語るのはちょっと手に余りますが、その中でも気になっている点をシェア。
それはロータ。
d軸方向の内径側に大きなギャップを設ける構造。
スズキさんの例はこれですね。
トヨタさんもd軸内径側に大きなギャップ領域を設けていた(型技術 18年1月号)
型技術2018年1月号[雑誌:特集・車両の電動化に寄与するモータ技術の動向と金型・成形技術]
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2017/12/16
- メディア: 雑誌
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スズキさんの記事によると高トルク時のロータ回転方向の磁気飽和に着目し空隙を設けることで磁気飽和を緩和でき同トルクでロータ体積低減に成功したとのこと。
それを見出すためにJMAG(磁場解析ソフト)で磁束の流れを観察しながら最適形状を見出したらしい。
まだまだやれることはある!
という勇気をもらえる記事でした。