【リブロジ029】2.3 平均値と中央値
理系が文系に伝えるロジック。
略してリブロジ。
今回は、平均値(average)と中央値(mean)について。
たくさんデータがある時には、上の両方を確認しないと実態の把握を間違えちゃうよ、っちゅうお話。
おさらいですが
平均値=(データの総和)/(データ数)
中央値:データを上から並べてちょうど真ん中に位置する値
のことです。
例えばよく言われるのが年収。
裏まで取りにいけてないのですが、下記のブログの値を一旦信用させて頂くとして、
http://www.777money.com/torivia/torivia4_5.htm
サラリーマンの年収
・男性の平均値:約507万円 ←基準とする
・男性の中央値:約456万円(▲10%)
・男女合計の平均値:約412万円(▲19%)
・男女合計の中央値:約352万円(▲31%)
平均値って単純に合計して割るだけなので、少数でもものすごい年収(何億円)とかもらっている人がいるとそっちに引っ張られちゃうのよね。
簡単な例を挙げてみる。
ある国A、Bには各5人ずつしかいないとして、それぞれの年収が
・国A:300万、400万、500万、600万、700万円
・国B:300万、400万、500万、600万、1億円
だとすると、
・平均値:国Aは500万円、国Bは2360万!
・中央値:国Aも国Bも500万円
となる。
でも国Bの人の大半(8割)の実感としては2000万以上なんか平均な訳がない!となる。
よって何かのデータの平均値が、実感と合わない場合は、
「中央値はいくらですか?」
と確認できると
「お、こいつ分かってるな!」
となるか
「うわ、痛いとこ突かれた!」
となるか。笑
まとめると、データをちゃんと判断するには平均値(mean)と中央値(median(メジアンと言うことが多い))の両方を確認しよう!というお話でした。
この背景には、「データの分布を確認してから判断しよう!」というお話があるのですが、それはまた次回!
ということで宿題
下記それぞれの平均値と中央値を調べてみて下さい!
①身長
②貯蓄額
①の男女とか国とか年齢は任せます!
同じく②の国とか時期とかもろもろ諸条件も任せます!
今回の目的は平均値と中央値について考えてみる機会を持とう!ということなのでデータの正しさは求めませーん!
では!