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でっかいことに焦点を

【リブロジ021】4.4 メッセージとデータと論拠

そんなこんなでイギリスなう。

急に仕事がグローバルになり海外出張が増えています。

世界は狭くなってきてますね。

 

そんな境遇で外人と触れ合う中、やっぱりロジックは必須。

いや、個人的な関係もやっぱり捨てがたいんやけど、、、

そのベースとなるのはロジック。

 

そのロジックの中でもキモになるのが今回の話。

 

気合入っちゃうけど、キモのキモだけ書いてみる。

 

ということで。

トゥールミンロジックのお話。

 

主張するときにこの構図を頭に入れておくと非常にスムーズになる。

データ→→→→→メッセージ

    ↑

    ↑

    論拠

 

何かって言うと、具体的に話すときの流れに落として説明すると、

1.私はこう判断する(メッセージ)

2.なぜならこういうデータがある。

3.そのデータから、こういうロジックでメッセージは必然的に導ける(論拠)

となる。

 

一方、相手に受け入れにくい場合は下記の例も無くはない。

1.こういったデータがある。

2.このデータから判断できる次のステップにはA案B案C案の3つがある。

3.その中でも私はA案を推薦する(メッセージ)なぜならA案B案C案のメリットデメリットを整理すると、、、(論拠)。

 

 

結局何を言っているかというと、

1.まずメッセージ(自分が主張したいこと)ありき。

2.その判断に至るデータが必須。定量的なデータがマスト(定量データがない場合は応用編になっちゃうのでここでは割愛)。

3.データからなぜメッセージが導けるのかについて説明する(論拠)

 

ディベートでは、2つのグループに分かれて、それぞれの意見を元にどちらが説得力があるロジックを組み立てられるか戦うとのこと。

例えばベーシックインカムを導入するべきか否か。

 

基本的な前提は、世の中に、100%正しい主張(答え)は無い、ということ。

 

よって3つの要素のうち、議論の際に攻めるべきはデータと論拠。

メッセージは攻めない(攻められない、なぜなら正しいかは神のみぞ知る世界なので)。

 

データも論拠も攻める際の論点は二つ。

1それは本当か。

2それだけなのか(他に無いのか)。

 

1はいずれ決着が付くけれど、

2ばっかりで攻めてくる人はどこかで見切りをつけなければならない。

 

「これはそうかもしれない。他もそうか?(地域、時間、人種、性別、年齢、政治、宗教、、、、)」

といわれると答えはなかなか出ない。

答えが出ないと決断できない。

 

中間管理職で決められない人が多いと聞くけれど、

理由の一つは答えの無いメッセージ勝負になっているからではないかと思っている。

 

データと論拠に対する議論は基本的に着地するはず。

 

自分のナワバリを持っていて、そこを死守するのであればこの例に漏れないけど。

 

若い人が戦う際は、

1.メッセージ:主張したいこと

2.データ:メッセージを支える情報。定量情報が基本的に増すと。

3.論拠:データからメッセージを導くロジック(話のつながり)。

の3つを用意して徹底的に議論すべき。 

そしてそれぞれの項目に対し、5つずつ意地悪質問を考え、その回答を容易すべき。

その過程で色々と深く学ぶこともできるはず。

 

 

ということでまとめ。

◆人に何かを伝えて動いてもらうときは、

1.メッセージ

2.データ

3.論拠

の3つを用意すること。

 

最後に宿題。

各3つずつ、下記の質問に答えてみてください。データは不要です。 

1.日本は最強なのだ、という、メッセージとそれを支える論拠。

メッセージ

①日本は最強

データ(定量データは今回は不要):

論拠

 

できるかな?とりあえず試してみてくださーい!