焦点

でっかいことに焦点を

110003: これからの思考の教科書(120冊目)

「はじめての課長の教科書」の著者。
圧倒的な積み重ねによる経験ともともと持つのであろう才覚で非常に具体的かつ要点だけに絞った本を書かれている。
この本は、どのように考えれば実績を残せるか、という観点から書かれた本。
思考を大きく3種類に分けている。一つがロジカルシンキング。垂直思考と言い換えている。同じデータから同じ結論を容易に出せるようになるための技術。もう一つがラテラルシンキング。水平思考。例えるなら、穴を深く掘るのがロジカルシンキング。他の場所に新たな穴を掘るのがラテラルシンキング。最後が、前記二つを融合させたインテグレーションシンキング。縦横無尽に考え他に勝つ思考を生み出す。
それぞれで具体的な手法を多く挙げている。
ひとつだけ挙げるなら、この本で紹介されているiMandalart(http://iphone.mandal-art.com/)。iPhoneのアプリなのでiPhone使ってる方はぜひ。やり方自体は、紙とペンがあればいつでも誰でも。思考を飛躍させ新たなつながりを見出せる。
iMandalartの凄さは、インターフェースの切れ味。洗練されたグラフィック。鳥肌モノのアイコンの動き。思考がグイグイ引き出される。ジャンキーになる。
細かい説明より、まずは導入を。おすすめです。