【読書録16006】 空海の風景(上)
マイブームは空海。
空海の一生を丹念に追いかけた一冊。
司馬遼太郎のこだわりもあったようでだいぶ事実ベース。
空想で補っているところはちゃんと分かるようにできている。
意図しているんやろうけど空想が進みすぎている部分もちらほら。
そこがこの本の面白さ。
すごく空海について考えたんやろうな、ということがわかる。
この上巻では、生まれ~遣唐使まで。
遣唐使のときは、通常20年のところ、
空海は2年足らずで完全に密教を完全に修めて日本に帰国したという。
そこの詳細、特に前半部分が綿密に語られている。
空海に興味があればぜひ。
遣唐使の後半から始まる下巻も面白い!