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【リブロジ037】 補講:感情の上の論理

ちょっともろもろで3章に入る前にお話を一つ。

 

会社で働いている人ならなんとなく分かると思うけど、

論理って感情の上に成り立っているとつとに思う。

 

今後の話で「ターンアラウンド」という話をするけど、

それは何かって言うと、

相手のデータから、全く逆の結論を導くことにより。

相手に反論する技術。

 

論理的な戦いのイメージは

それぞれのデータから論理を組み立てて主張を交わす、

というものやと思うけど(俺だけ?)

ターンアラウンドが使えると全く様子が異なる。

 

「本当にそうなの?」

「それだけなの?」

この2つの質問を適切に結びつけることで

全く違う結論が持っていける場合が多い。

 

例えば「右上がり」のグラフを前にした場合、

その線は「右下がり」とはいえない(当たり前やね)。

 

でも、例えば、

「右上がり」の角度が減少する兆候にある、

これは何たらの理由で裏付けられる、

なので、

今後はうんたらで「右下がり」になる蓋然性(がいぜんせい)が高い、とかね。

 

こんなこじつけーと思うけどそれは俺の腕が無いから(すんません)。

 

意外とよくあるこういった論理のもって行き方。

 

一回聞いたのは

「そういう可能性が無いとはいえない、つまり、あるといえる」

と言い切っている人がいて「うぉーすげーなー」と思った。

 

文章で書くとしょーもないけど

本人の迫力(?)があると説得力が出たりするしね。

 

 

こういう風に、論理のつなぎ方の幅は結構広い。

だとすると、感情によって別の結論が導かれることはままある。

例えば、誰かが遅れてきたとして、その対応が、

 ・(嫌いな人が遅れた場合)→あいつはやっぱりダメなやつだ

 ・(好きな人が遅れた場合)→大丈夫?何かあった?手伝おうか?

の二つに分かれることはよくある。

 

同じデータから別の結論が導かれる訳ですね。

 

「あいつ得するなー」っていう人は結局好かれる人だったりする。

 

一方、やっぱり会社って特に日本では長いので、

「好かれる」ために動いている人は周りを観察していてもいまいちかな。

 

 

っと、話がそれてしまったけど、言いたかったことをまとめると、

 ①論理は感情の上にある

 ②自分は感情で論理を曲げないようにする(せめて自覚を)

 ③周囲の人の論理は感情の上にあることを理解して対応する

この3つになります。

 

③を捕捉するなら、

変な論理を使う人にどうしても反論しなければならない場合、

まっすぐ行かず、

相手の論理を立てながら少しずつ結論をずらして

相手のメリットと自分のメリットが交差するあたりに結論を持っていく。

 

合気道でいう入り身のイメージ(すっと相手の横に入る)

 

こういう対応ができると色んなことが進みやすくなる、ハズ(俺も出来てないっす、、、)

 

 

ということで今日もお話でした!

宿題は、無し!

次回以降お楽しみに~!