【リブロジ028】2.2 要因と原因。and more...
さて、理系が文系に伝えるロジック。
略してリブロジ。
前回勢いあまって二つ目の内容(強いデータと弱いデータ)まで書いちゃってたので、今回は目次の3つ目に入ります。笑
言葉の定義って意外と大事で。
物事は結構言葉で捉えているので、ちゃんとした言葉で物事を確認した方が正しい姿に繋がりやすい。
たとえば、「魚」といっちゃうのか「まぐろとたら」に分けるのか「赤味と白身」に分けるのか「背びれと尾ひれと、、、」に分けるのか、、、。
それぞれ言葉をちゃんと使わないと、話がすれ違うので、自分の言葉にはできる限り注意を払うべき(いつも通り自戒の言葉です。。)。
とはいえ、周りに伝えようとするとすごい労力がかかるので、まずは自分、そして縁のあった周囲の人に伝えていければ、と。
ということで今回は原因と要因について具体的に捉えていきましょう。
これが分かると効果や成果を出すために本当に大事な事象に取り組むことができる。
さらに周りの人がなぜ右往左往しているのかが分かる(気がする)ようになる。その結果、ある人の指示は受け入れにくくなったり、一方、この人はすごいな!ということがより具体的に分かったりもする。
魚のたとえを続けると、ちゃんと絞めるべきポイント一点を突いて魚を絞めてあげるようになるか、ただただそれっぽいところをザクザク突いちゃって結局絞められないままになるか。
仕事も絞めるべきところを突いて結果を出して成果につなげていきましょう!
ということで言葉の定義から。
要因:ある事象を引き起こしうる事象または事柄。一つとは限らない。
原因:ある事象を引き起こした事象または事柄。一つまたは1系統に絞られる。
まずはこの二つの区別を。
よくある例えが推理小説。
たくさんの動機がある容疑者(=要因)が存在して。
その中でも実際に犯行に至った真犯人(=原因)が1人または1グループいる。
込み入った推理小説の場合、複雑な前後関係で煙に巻いたりするけど、結局止めを刺したのは1人または1グループに絞られる。
要因を片っ端からたたいてもそのことが起きた原因には繋がらない。
真実はいつも一つ!という言葉を胸に要因の山の中から原因を導こう。
ここで要因と原因の違いを理解いただけたとして。
次に進みます。
参考:http://www.tfmc.co.jp/tfm-rensai-mo3.html
原因の中でも、「真の原因」と「根本原因」の違いについて。
真の原因:固有技術(個別具体的な技術ね)に基づき、因果関係があり対策を打つことで「その」問題の解決に繋がる事象または事柄。
根本原因:管理システム(経営)の欠陥に着目し、再発防止に繋がる事象または事柄
僕も一時期ごっちゃにしてたけど、
・「なぜなぜ分析」は、管理システム上の原因(根本原因)に対しての原因と対策を追求する手段であり、固有技術的なお話ではない。
・固有技術的な原因(真の原因)は、それこそ専門技術、3現、特性要因図、FTAなどの手法で原因と対策を追求する。
ポカミスはすでに「真の原因」であり、「なぜポカミスが流出したのか?」についての原因と対策を検討することがなぜなぜ分析となる。
これはー今回の内容はー難しいかなー。。
ま、とりあえず宿題!
① 下記リンク(上記と同じ)に目を通してみて下さい
http://www.tfmc.co.jp/tfm-rensai-mo3.html
② 間違っててもいいので、「要因」と「原因」、「真の原因」と「根本原因」について説明してみて下さい(理解を深めるため)
ほな!