【リブロジ006】5.5 痛みと快楽
さて、そんなこんなでリブロジも6回目。1ヶ月半ですね。
効果はいかがでしょうか?
何やかんやで1日当たり100回くらいのアクセスがなぜかあるので、ここでもまた背景から少しだけ説明してみる。
常連さん(いるのか?)は横線を引いているところまで飛ばしてくださいー。
リブロジとは「理系が文系に伝えるロジック」の略。
まーつまり仕事で使えるロジックを伝えてみましょう、というコンセプトの記事群です。
目次とか背景は下記の記事を参照頂ければ。
その中でも今は5章の内容を順に書いています。
5章は「行動をして頂く」章。
ビジネスでも私生活でも、人とのコミュニケーションって「何かをして頂く」ためにあると考えています。
面白だけの飲み会とかもいいけどね。この前も比喩でなく腹がよじれる飲み会をしたところですし。
といいつつ、ロジックを効かせたい場面は相手に動いてもらうことをゴールとして行うことがおすすめです。
やることが明確になり、目論見通り行くことでアウトプットを極大化しうると考えます。
ーー(常連さんはここからどぞー)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ということで、その5章のうち、最後の項目。
痛みと快楽、について。
人が動く時のモチベーションは実は二つしかないという話。
それが「痛み」と「快楽」です。
脳の3層構造の話も有名ですがさらっとおさらいします。
脳は「爬虫類脳」と「哺乳類脳」、「人間脳」の3つの層があります。
生存を司る層、周りとのつながりを司る脳、論理を司る脳です。
強さでいうと圧倒的に爬虫類>>>哺乳類>>人間です。
水もメシも3日抜いた状態でMECEに現状を展開してみよう、なんてできないですもんね。
男の例でいうと美女が裸で目の前に立ってたら一瞬以上は頭が真っ白になるでしょう(俺だけ?)。
それぞれの層で、「痛み」と「快楽」を感じる連想回路を個々人ごとにもっているそうです。
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結局人の行動は「痛みを避け」「快楽を得る」この二つで成り立っている。
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このところを直視することが非常に人生において重要です。
まぁ、人の自由意志ってどこにあるの?
結局、脳が反射的に(電気回路的に)判断したものを意思なるものが追認することでそれが個人の判断になっているとかいないとか哲学的に深堀することがいくらでもできてしまいますが、、、
リブロジ(理系が文系に伝えるロジック)的に解釈すると、
「相手の痛みと快楽を知ろう。それを上手に使おう」
ということになります。
1章からの目次を抜粋すると、
1.相手の理想(できるだけ高いところの)を理解する
2.データを集め、分解・整理・比較する
3.データから主張を組み立ててメッセージを創る
4.資料を作成する
5.相手にわかりやすく伝えて、行動してもらう。しかもできるだけ早く。
となります。
全ての流れは「相手に行動してもらう」ことにつながる。
「相手に行動してもらう」時の、僕が普段感じている一番大事な肝の一つが「相手の痛みと快楽を知ること」。
抽象的な話が続いているので具体的な話に落とします。
相手が名誉(いい噂)を得ることの快楽を重視するなら、「これをするとみんなに噂されちゃいますよ」。
相手が悪口(悪い噂)の痛みを避けることを重視するなら、「これをしないとみんなに陰口叩かれちゃうかもですね」。
普段から周りの人の「快」と「痛」を見極めて、そこをくすぐるように、話す。
これはかなりあくどくも使えちゃうので、相手のために、なるように、使うことが何より肝心です。
根っからの悪人でない限り、自分の犯した悪いことからは逃げられないといいますし。
それだけの武器になる考え方だと思います。
一段深堀すると、「痛みを避ける」重視の人が8割、「快楽を得る」重視の人が2割くらいという話を聞いたことがあります。
自分は痛みを避ける、ですね。
人に負けるのは嫌やし頑張れますが、人に圧倒的に勝つことにはあまり欲望が湧かない。
よって周りのレベルを上げること、また、人に伝えること(自分のコントロール範囲の境界線上、もしくはギリギリ外)をテーマに置くことで、難易度を上げて、自然と頑張れるように工夫するように心がけています。
この記事全般心がけたいと思っていることですが、人とのコミュニケーション(特にこの章は「動いて頂く」こと)に使えることは、自分とのコミュニケーションに非常に役立つ。
ということで、今回の宿題です。
1.自分の「避けたい痛み」と「得たい快楽」を3つずつ書いてください(俺の分はあとでコメントに追加しますねー。先に書くと影響を与えちゃいそうですし)
2.上司の「避けたい痛み」と「得たい快楽」を3つずつ想定して書いてください。
3.それのどれかをくすぐる1文を書いてください(できれば使ってみてください)。
それでは!