モータのトルク測定系の初期トルク
モータのトルクを測定する際の系で、供試モータ(特性測定したいモータ)と負荷モータを軸受で繋ぎ、その間にトルクメータを設置するというものがあります。
この測定系を組んで、いざ測定しようとする前にトルクメータをみたら、一切回っていない状態でも僅かなトルクが検出されていることがあります。
定常状態なのになんでかな、とおもったのですが、その理由はわかりますでしょうか。
答えは、コギングトルクでした。
接続した際に、供試モータと負荷モータの定常状態が異なると、それぞれの定常状態に移動しようとするコギングトルクが生じ、それが検出されているのです。
コギングトルクを数値で実感できるええ瞬間でした。