100078: 世界最強のプレゼン術(103冊目)
ジェリー・ワイズマン 著
持田直武、福山紫乃 訳
アメリカでプレゼンテーションを20年以上教えた著者が秘訣を凝縮した本。
プレゼンで大切なのは、緊張のコントロール。緊張することにより攻撃・逃避反応が体に出てしまいプレゼンの失敗となる(アメリカ人でも!)。緊張の原因は、肉体的なところにあるのではなく心理的なところにあるため、小手先の方法で解決することは困難である。著者が提唱する対処法は、一対一の会話と捉えること。聴衆と目が合っている間のみ話す。この解がもたらす効果は非常に沢山あり、聴衆と信頼関係が構築できる、呼吸をすることによりプレゼンターが落ち着く、プレゼンに間ができることによりリズムが生まれる、など。
プレゼンで必ず用いられるパワーポイントに関しては非常に少ない割合しか述べられていない。本当に重要なのはストーリー、プレゼンターの態度と話し方。その土台の上にプレゼン資料がある。
ひとつ、活用するならばやはり聴衆と目が合っているときのみ話す、という方法かな。
そしてなにより、練習、練習、練習、だそうだ。
プレゼンって面白いよね。皆が自分に注目する時間。楽しんでいこー^^v