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でっかいことに焦点を

100070: 本当に頭がよくなる「速読悩」の作り方(95冊目)

苫米地英人 著

これまでの速読本を覆す。

速読の本を読んでみても、結局書いてあるようなことができない人は多いんじゃないかな。
僕もそのひとり。
多少早くなるけど、それだけ。
「読者の声コーナー」にあるほど圧倒的に早くなることはなく、なんとなくすっきりしない感じ。

苫米地さんは、立ち位置が大幅に異なる。
まずは2つのゴールを提示。
(1)読後の理解度のレベルは、これまでどおりの速度で読んで理解出来ていたものと同等のレベル。
(2)読書時間は初期目標として6倍速をめざす。
これだけならよくあるといえばよくある感じもする。
中身もテクニックとして目新しいものは、特にない。

ただ、大事なのは速読のテクニックではなく、何のために読むのか。
根本的なところを見直して、定義し直せば、得られる結果と行動が変わる。

その上で、テクニックを用いると、確かに速度が上がった・・・!
全ての本が早く読めるわけではない。
早く読める本、読めない本、そして早く読む本、読まない方がいい本も存在する。

こう苫米地さんに書かれると当たり前の話にみえるけど、なかなかわからないんよなぁ。


速読法にはまってしまっている人は、ひとつのケリのつけ方として「あり」だと思います。

読む速度が確実に遥かに向上した上、本を読む意味を書き換えることができる。