焦点

でっかいことに焦点を

100066: MOTの達人(91冊目)

森健
鶴島克明
伊丹敬之 共著

著者の二人が東芝ソニーで技術者から研究所長まで成し遂げた方、もう一人が経営についてアカデミックな方面の研究をずっとされてきた方。
その著者たちでMOT、技術経営を3つのレベルにわけ、各場面において経験談と理論的な面での分析をなしている。
3つのレベルとは、研究開発プロジェクト、複数の研究プロジェクトを抱える研究組織のマネジメント、そして企業の研究活動全体の統括のことを指す。

新しい発見が連なったキーワードは、「俯瞰」。
p.178「だから、原理原則と哲学のその二つがある方が、初めてアンテナを張ったあとに、入ってきた情報から俯瞰図の仮説がまず作れる人ではないかと思うのです。」
習慣の問題のようだ。常に立ち返り、振り返り、行動につなげていきたい。