焦点

でっかいことに焦点を

100054: 戦艦大和ノ最期(79冊目)

吉田満 著

昭和20年、日本最大の戦艦「大和」が前代未聞無謀極まりない作戦を行う。
僚艦10邸を引き連れた、船による特攻。
著者は、大和に全体を統括する任務をもって乗っていた。
出発前から、戦闘中、敗北、沈没、生還までを克明に記録してある。

戦争中は、人が変わる。
やはり洗脳され、戦うことが本望だというようになる。
実際、この本が出版された戦争直後には、内容が戦争賛美だと言われたらしい。
そういうことではない。
こうなるのだ。

しかしながら、いざ命がかかると、そんなことは関係なくなる。
なぜ生きるのか。
なぜ死ぬのか。
どこまで生きるのか。

今も考え続けよう。