焦点

でっかいことに焦点を

100051: もし野球部の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら(76冊目)

岩崎夏海 著

王道+ドラッガー

青春小説として、王道路線を行く。
絵はかわいいが、中身はいたって真面目な甲子園を目指す小説。

突如野球部のマネージャーになった女子高生が、マネージャーとは何かということを知るためにドラッガーのマネジメントを読み、それを参考にしながらチームに働きかけ甲子園を目指す。
もちろん、一般的に日本の部活のマネージャーがチームをマネジメントすることはなく、いわゆる勘違いからのスタート。

話の筋は、ドラッガーの本の内容にストーリィを合わせているかな。

この本の中で、

・マーケティングとは、相手の現実、欲求、価値を引き出すこと。

・マネージャーは、専門家の言葉を通訳しなければならない。
この二つには頭を揺さぶられるほどの衝撃を受けた。

ドラッガーのマネジメントを読むか。
その後、改めてこの本を読もう。

人間が記憶するのはストーリィ。
その観点から行くと、この本の有用性は非常に高いはずっ。