090022: 大人のための文章道場
樋口雄一 著
下手な文章を丹念に読み、添削した総数が日本一か、少なくとも日本で十本の指には入るという樋口さんが書いた、文章をうまく書くための実践的なコツとそのコツを用いた添削例が載っている本。
個人的には二章が特に参考になっている。
文章を書くとき、どうしても書きたいことを書いてしまうが、一人でも読者がいるならその人へのサービスが必要だと説いている。
特に、一般教養で終わる文章は全くおもしろくない、という一文がガツーンとこたえた。
本多勝一さんの「日本語の作文技術」、沼田裕さんの「読ませる!文章術」と比較すると、前者は日本語の書き方に重点が置かれており、後者はブログにおける文章の書き方にポイントが絞られているのに対し、今回紹介している本は、メールやブログから企画書などに至るまで幅広い分野の文章を対象としている。
知っていることをやっていることに変えるため、日々やりたいね。
やるっきゃない!