焦点

でっかいことに焦点を

090008: ロジカル・ライティング

照屋華子 著


社会人一年目の友人が先輩に薦められたと言っていたので僕も買ってみた本。

ビジネスに関する文章の完成品の「歩留まり」を上げるという観点から、文章術というよりも文章の構成法についてメインに書かれている。

具体的には、まず、テーマ、答え、期待する結果、書く人(通常は自分)、読む人、を明確化する。
次に、文章に用いる要素部分?パーツ、具体例など?から要旨を抜き出し(So what?)、要旨からまた要素還元する(Why so?)ことで、要素、要旨双方の精度を向上させることができる。

また、最後の章にはわかりやすい日本語の書き方についての記述もある。


So what?とWhy so?の概念は最初理解しづらい。
理解してから、実際にできるようになるまではさらに大変!


この本を読んで、思考についても体力トレーニングと同じようなステップがあるのだな、と感じました。
最初は何をしたらいいか分からない。
どうしようもないから、まずは見よう見まねもしくは聞いたとおりにやってみる。
うまくいったことは続ける、うまくいかなかったらやり方を変えてみる。
ある程度全体像がつかめたら、自然にできるように(=自動化)しつつ、これまでうまくいっていたところが本当にうまくいっているのか確認。

ある程度の段階に達したら、「うまくなること」を「うまくなる」という観点で取り組んでみる。


このプロセスが本当に好き。

たまんない。